2018年8月17日 星期五

トキソプラズマ感染で起業志向強く?寄生虫が人の行動に影響?



トキソプラズマは寄生性の原生生物で、ネコ科を終宿主とし、この時のみ有性生殖を行う。広く哺乳類や鳥類にも感染するが(T. gondii以外は爬虫類・両生類も)、あくまでも中間宿主としてであり、そこでは無性生殖しか行わない。

ネズミなどのげっ歯類に感染すると、危険を恐れなくなる、反応が遅くなる、ネコの匂いをメスの匂いと勘違いする、などの行動変化が起き、ネコに捕食されやすくなるということがわかっていて、これがトキソプラズマの基本的な生活環と思われる。

このように宿主に自分にとって都合のよい生物に捕食しやすく行動変化させる寄生性生物は他にもたくさんある。カタツムリの行動を変え目を肥大化させて鳥に食べさせるロイコクロリディウムは有名だが、魚の行動を変え鳥に食べさせるジプロストマム・シュードスファテセウムというものもある。

トキソプラズマの中間宿主になり得るヒトも、脳の構造はネズミとかなり共通しているので、中枢神経系に影響があってもおかしくはない。

メカニズムはまだ解明されていないが、白血球の一種を乗っ取り脳に侵入し、ドーパミンレベルが上がったり対ストレスに効く健康成分として知られるGABAが増えて不安感が低下する、などの作用があるようだ。

過去の研究では、感染者は交通事故のリスクが2倍から6倍に増えるといわれ、リスク感覚が低下して反応速度か遅くなるという傾向はネズミと同じようだ。他にも、反社会性、統合失調症などと関連が高いと考えられているか、症状の性差か大きく、女性は逆に社交的になると言われている。テストステロンレベルに作用するという論文もあるが、オキシトシンにも関係しているのかも知れない。



http://web.natur.cuni.cz/flegr/pdf/visdomin.pdf

全人類の1/3が感染していると言われるが、特にフランスやブラジルに多いとも。最近は減ってるようだが、フランスで8割以上という数字もあった。日本では沖縄に多い。

感染者の何割が起業するかはわかりませんが、オウンリスクで行動しやすくなると考えれば、因果関係ありそうな気がします。でも予防はできても治療はできないんですよね。豚肉など生肉と、ネコのフンに注意。

起業したい人は猫のウ●コ食べればできるかも!(良い子は真似しないように、危険です)

追記
因果関係疑ってる人がいて驚き


https://newspicks.com/news/3196312?block=side-news-similar


人と動物の共通感染症に関するガイドライン
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/infection/guideline.pdf

トキソプラズマが人の脳を操る仕組み


http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7449/




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