2018年11月19日 星期一

脳を操る寄生生物 トキソプラズマ(弓形蟲感染症)



 脳を操る寄生生物 トキソプラズマ(弓形蟲感染症)







トキソプラズマという原生生物に寄生されたネズミは奇妙なことにネコを怖がらなくなり,簡単に餌食になってしまう。この結果,トキソプラズマはまんまと最終宿主のネコに入って増殖するのだ。近年の研究で,この寄生生物がネズミの脳を操って行動を変える仕組みが具体的にわかってきた。トキソプラズマは人間にも寄生し感染者は世界で30億人に上るとされるが,同様の脳操作が生じているのだろうか……。


【関連情報】トキソプラズマ症とは:国立感染症研究所
  

著者

Gustavo Arrizabalaga / Bill Sullivan
2人ともインディアナ大学医学部で薬理学・毒物学・微生物学・免疫学の教授を務めている。それぞれ独立に,トキソプラズマの細胞生物学と分子生物学に的を絞った研究室を率いている。

原題名

Played by a Parasite(SCIENTIFIC AMERICAN MIND March/April 2015)



 http://www.nikkei-science.com/201507_082.html




人間の体内にも寄生している寄生生物が宿主の行動や性格をゆがめていることが判明


 ネズミやネコ、人間などあらゆる生き物の脳に寄生し、宿主の行動をねじ曲げたり健康に害を及ぼすという恐るべき寄生生物が「トキソプラズマ」です。どういった生き物でどのような影響を及ぼすのかについて、インディアナ大学医学部にて教授を務めるグスタボ・アリサバラガ氏とビル・サリヴァン氏が明かしています。

Common Parasite Could Manipulate Our Behavior - Scientific American

http://www.scientificamerican.com/article/common-parasite-could-manipulate-our-behavior/






 ネズミはネコに対して根本的な恐怖心を抱いています。これは、ネズミを「死」から守るための感覚なのですが、不運にもネズミにはもうひとつ、恐るべき敵が存在します。それが単細胞生物の「トキソプラズマ」で、これは寄生したネズミの最も根本的な生存本能である「ネコに対する恐怖心」を感じなくさせてしまうという恐るべき寄生生物です。

トキソプラズマが寄生するのはネズミだけでなく、陸・海・空のあらゆる恒温動物に寄生し、もちろん人間にも寄生します。科学者によれば、世界中でトキソプラズマに寄生されている人間はなんと30億人も存在するとのことです。

アメリカでは5人に1人がトキソプラズマに寄生されていると言われており、国によってはその寄生率が95%に達するところも存在するそう。ただし、ほとんどの人の場合、トキソプラズマに寄生されても何の症状も現れないことも明らかになっています。しかし、最近の研究ではトキソプラズマは恒温動物の脳内の分子構造を改造していることが明らかになっており、研究者の中にはトキソプラズマが人間の健康状態や性格をゆがめる作用を持っている、と提唱する人も現れています。




 ◆トキソプラズマとは?

科学者が最初にトキソプラズマを発見したのは1908年で、20世紀の終わりまでにはこの寄生生物に関するさまざまな情報を判明しています。理由はいまだに明らかになっていませんが、トキソプラズマは宿主のネコの腸内でのみ有性繁殖するようになっており、トキソプラズマにとってはネコが終宿主となります。トキソプラズマの主な感染経路は経口感染ですが、人間はネコ用トイレやネコの飲食物などを扱う際に、この寄生生物に感染してしまうことが多いそうです。

トキソプラズマはネコ以外の宿主の中では無性生殖で体内全体に繁殖します。感染の初期段階ではトキソプラズマ症を引き起こし、免疫不全の場合は重度の組織損傷を伴うこともあります。といっても、ほとんどの場合は免疫系に抑えられて大きな問題になることはなく、不快感や寒気、熱、全身の痛みなどの症状に襲われる程度で、数日中に免疫系により活動が抑えられます。

ただし、妊娠の初期段階にトキソプラズマに初めて感染してしまうと、トキソプラズマが発育中の胎児にも感染してしまい、胎児に重度の障害を負わせたり最悪の場合は流産してしまう可能性もあります。




 初期感染時以降は、トキソプラズマが宿主の体内の嚢胞に身を隠し、特に何の症状も発現しませんが、エイズ・臓器移植・化学療法などを受けている人の場合、ひどい合併症に悩まされることがあるそうです。しかし、体内にしばらく潜伏した後は生物の免疫システムを弱め、宿主の体内で繁殖しやすい環境を形成します。なので、一度トキソプラズマに感染してしまえば、生涯この寄生生物を体に宿したまま過ごすこととなります。

◆トキソプラズマがネズミの行動をねじ曲げる

1980年代、研究者はトキソプラズマに感染したネズミが、極端に活動的になり、身繕いをほとんどしなくなるという異常な挙動に気づきました。そして1994年、オックスフォード大学の疫学者であるジョアン・ウェブスター博士が、嚢胞を体内に持つネズミは持っていないネズミと異なり、ネコから逃げようとせずに逆に近づいていくことを発見しています。

ウェブスター博士はこの「ネズミがネコにすり寄っていく現象」について調査を行い、これはネズミの体内に寄生するトキソプラズマが終宿主であるネコの体内に移動するためにネズミを操っているのではないか、と推測しました。その後の複数の研究から、トキソプラズマは神経作用と遺伝子発現によりネズミの行動を変えてしまうことが判明しています。

ある実験では、トキソプラズマに感染したネズミと感染していないネズミにネコのニオイをかがせてその反応を調査しています。この実験ではトキソプラズマに感染していないネズミが周囲を警戒し始めたのに対し、感染しているネズミは全く警戒心を示さなかったそうです。さらに、2011年にスタンフォード大学で行われた研究では、トキソプラズマに感染したネズミがネコのニオイに性的に興奮して引きつけられる、ということも明らかになっています。



 ほ乳類の脳には「防衛」と「生殖」を司る部分がニューロン経路に並行して存在します。ニューロン経路は嗅球からスタートして大脳辺縁系で終わるのですが、ネズミの脳を解剖したところトキソプラズマに感染した個体は大脳辺縁系周辺の嚢胞が感染していないネズミよりも格段に多いことが判明しました。さらに、トキソプラズマに感染したネズミがネコのニオイを嗅ぐ際の脳の反応を観察したところ、ニューロンの「生殖」に関する経路が雌のネズミのニオイを嗅いだ際ろ同じような反応を示したことも明らかになっています

これらの結果は、トキソプラズマに感染したネズミの神経作用が「防衛」から「生殖」に切り替わっていることを示唆しています。つまり、通常のネズミが危険を感じるニオイを雌の香りと勘違いしてしまうわけです。さらに、他の研究ではトキソプラズマが宿主の性行動に関する神経伝達物質の生成レベルを高めることも明らかになっており、この物質の増加を止めると、トキソプラズマに感染したネズミがネコの香りにつられてネコに近づくという奇妙な現象も起きなくなったという研究結果も公開されています。



 スタンフォード大学で働く寄生生物学者のジョン・C・ブースロイド教授によれば、トキソプラズマは最初に宿主細胞に付いており、次に蓄積された外来タンパク質を細胞に注入し、宿主細胞に入り込んでミトコンドリアを移動させたり細胞内のDNAに宿主遺伝子の発現を禁じたり、さらにはトキソプラズマが繁殖しやすいように免疫反応を禁じるために宿主タンパク質を改造したりするそうです。

また、トキソプラズマの変異種をネズミに寄生させたところ、4カ月後には脳内で検知可能な寄生生物がいなくなったにも関わらず、一度感染したネズミがネコの香りにすり寄っていく現象が見られたそうで、トキソプラズマにより宿主にもたらされる行動変化は、寄生生物がいなくなっても永続するものである可能性もあります。

◆トキソプラズマと人間

トキソプラズマに感染している人間が動物園のライオンの檻に飛び込むことがないように、トキソプラズマによる行動改変はネズミなどのげっ歯類に特にフォーカスしたものである可能性が高いです。人間がネコに食べられることもほとんど考えられないので、トキソプラズマにとって人間は「行き止まり」のようなものです。それでも、トキソプラズマに感染されれば人間の脳内には嚢胞が溜まり、予期せぬ行動をとってしまうこともあるようです。

チェコのプラハにあるチャールズ大学に務める寄生生物学者のヤロスラフ・フレグル氏は、10年以上に渡って2500人の被験者の人格評価を続けるという大規模調査を行っています。この調査結果によれば、トキソプラズマに感染している人間の行動にはしばしば同じ特性がみられるそうです。例えば、トキソプラズマに感染している男性は内向的で、疑い深く、反抗的。女性の場合は信頼性があり従順な人が多いそうです。さらに、単純な反応時間を測るテストを行ったところ、トキソプラズマに感染している人々は感染していない同年代の人々よりも反応時間が遅いという特徴もみられました。



 他にも、2009年にチェコで3890名の新兵に対して行われた調査では、トキソプラズマに感染している陰性の血液型を持つ兵士は、感染していない陽性の血液型を持つ兵士の6倍も多く交通事故を起こしていたことが明らかになっています。陰性の血液型、つまりはRhDタンパク質の有無がトキソプラズマとどのように関係して交通事故の発生率を高めているのかは定かではありませんが、これらが何かしら作用していることは明らかです。

さらに、ネズミと同じようにネコのニオイに人間が反応することも明らかになっています。2011年に行われた調査では、トキソプラズマに感染している学生34人と感染していない学生134人にさまざまな動物の尿サンプルのニオイを嗅いでもらったところ、トキソプラズマに感染した男性は感染していない男性よりもはるかにネコの尿のニオイに好意的な反応を示したことが明らかになっています。ただし、女性の場合はこれとは反対の反応が現れているようで、男女で異なる特性を持つというのはフレグル氏の性格調査の結果と同じものです。

他にも、トキソプラズマ症と統合失調症の間にある潜在的なつながりも指摘されています。Stanley Medical Research Instituteの精神科医であるE・フラー・トーリー氏とジョンズ・ホプキンス大学のロバート・ヨルケン氏による調査によると、初めて統合失調症を発症した患者の中には、トキソプラズマに感染している人の数が非常に多いそうです。ただし、統合失調症はさまざまな要因から発症するものなので、トキソプラズマにより統合失調症が発症したと断定することはできていません。また、トキソプラズマが統合失調症を含むあらゆる精神病の原因となっているかどうかについてもまだまだ情報が足りていない、とのことです。

なお、アメリカ疾病予防管理センターは、トキソプラズマに感染することを防ぐには、料理の際には手を洗うなどして清潔さを保つことと、ネコが自由に行き来している庭がある場合は手袋やマスクをしてガーデニングすることを勧めています。

トキソプラズマに寄生されたからといって超人的なパワーを手に入れたり涙が出なくなったり右手が相棒になったりすることはなさそうなので、少しでも感染の可能性を減らすべく手洗いうがいなどの基本的な感染症予防は怠らないようにするのが良さそうです。



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起業したい人は猫のウ●コ食べればできるかも!(良い子は真似しないように、危険です)




猫を飼うことと統合失調症は関係がある?(弓形蟲感染症)(精神分裂病)

統合失調症の発症者には、を飼っている家庭で育ったという共通点がある」という猫好きには信じがたい研究論文が学術誌「統合失調症研究」に2015年1月に掲載された。
論文には次のように書かれている。「子供が青年期後半に統合失調症などの重度の精神疾患と診断された家庭では、その子が幼少期にを飼っていたケースが多いことが、三つの研究により示唆されている」
この研究に携わった、スタンレー医学研究所のE・フラー・トーリー氏とウェンディ・シモンズ氏、そして、スタンレー発達神経ウイルス学研究所のロバート・H・ヨーケン氏は、1982年に行われたアメリカ精神疾患患者家族会(NAMI)のアンケートを調べた。アンケートは同家族会に所属する2125世帯を対象にしたもので、これまで解析されないままになっていた。
その結果、統合失調症を発症した人のうち50.6%が子供のころに猫を飼っていたことが明らかになった。
この研究結果は、その後の1990年代に実施された異なる2つの調査の結果と一致している。その2つの研究もNAMI加盟家族を対象にした調査で、統合失調症患者で猫を飼っていた家庭の割合がそれぞれ50.9%と51.9%だった。
もちろん、今回の研究が統合失調症と猫を飼うことの因果関係を示したとはいえず、単なる関連性を示すものにすぎない。とはいえ、研究チームはひとつの仮説を立てている。猫に寄生するトキソプラズマ・ゴンディという原虫が人間に感染し、精神疾患の発症に関してなんらかの役割を果たしているのではないか、という仮説だ。
「トキソプラズマ・ゴンディは脳に侵入し、とても小さな嚢胞を形成します。それが青年期後半になってから活性化し、神経伝達物質に影響を与えることで、疾患を引き起こす可能性があります」と、トーリー氏はハフポストUS版に話した。
タイム誌によれば、トキソプラズマ・ゴンディが感染しても、免疫力が高ければ普通は症状が出ない。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によれば、アメリカでは現在6000万人以上がトキソプラズマ・ゴンディに感染しているが、ほとんど人は症状が出ないままだ。
しかし、免疫力が低下している場合、インフルエンザのような症状が出たり、視力を失ったり、時には死に至るケースさえあるという。また、妊娠中に感染した場合、流産や胎児の発達障害などを引き起こしうることがわかっている。
トキソプラズマ・ゴンディは、生肉を食べることや、手に付いた猫の糞をうっかり口に入れてしまうことなどで感染する。そのためアメリカの医療研究機関メイヨー・クリニックは、猫のトイレに蓋をしておくことは感染予防に効果があると述べている。また、近所の猫を介しても広がる可能性があるため、猫を屋外に出さずに飼うことを推奨している。
猫と統合失調症が、実際にどの程度が関係があるのかを知るためには、さらなる研究が必要だ。今回の研究チームは、他の国の研究者に、独自の調査をして欲しいと呼びかけている。
また、いくつか注意しなければいけない点もある。アメリカ動物虐待防止協会によれば、アメリカで猫を飼っている世帯は30~37%とされる。いっぽう、統合失調症と診断される人は、人口の1.1%ほどだ。
加えて、統合失調症の発症例は全体的にみて少ない。精神疾患の治療をサポートするNPO「治療支援センター」によれば、アメリカでは年に約250万人が統合失調症を発症するが、これは人口の1.1%だ。
さらに、猫を飼うことには、良い面もたくさんある。ミネソタ大学心臓病研究所チームが2008年に実施した研究によれば、猫を飼っている人は、飼っていない人より心臓発作で死亡する確率が30%も低いという。CDCも、ペットとともに過ごすと孤独感を和らげることができると指摘している。


https://www.huffingtonpost.jp/2015/08/31/link-between-cat-ownership-and-schizophrenia_n_8063626.html






































































統合失調症

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87

 

統合失調症(とうごうしっちょうしょう)またはスキゾフレニア: Schizophrenie: Schizophrénie: SchizophreniaSZ)とは、思考、知覚、感情、言語、自己の感覚、および行動における他者との歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ[1]。稀に幻聴や異常行動などを伴うが[1][2]、ほとんどが生活上のストレスが原因である[要出典]日本では2002年平成14年)まで、精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた[3]
統合失調症は、精神病理学あるいは臨床単位上の精神障害の診断・統計カテゴリーの一つである。この疾患群は、自閉症状と連合障害(認知障害)を基礎疾患とする複数の脳代謝疾患群と考えられている。各症状が同根の神経生物学的基礎を有するか否かは、現在のところ不明である。発症のメカニズムや根本的な原因は解明されておらず、また、単一の疾患ではない可能性が指摘されており、症候群である可能性がある[4]。様々な仮説が提唱されているものの、未だに決定的な定説の確立を見ない[4]
有病者数は世界で2,100万人(男性1,200万人、女性900万人)ほどで、患者は一般人口より死亡率が2.0 - 2.5倍ほど高い[1][5]。成人の年間有病率は0.1 - 7.5%、生涯有病率は0.1 - 1.8%と世界保健機関は報告している[6]。世界の障害調整生命年DALY)のうち約1%を占める[7]。日本では71万3千人の患者がいると推計されている[8]
精神疾患として深刻なもの(Severe mental disorder)に位置づけられるが、治療可能な病気である。しかし患者の大部分(2人に1人)は受診につながっていない[1]。この疾患の担当診療科は精神科であり[9]精神科医が治療に当たる。世界保健機関は、低中所得国を対象とした改善計画 Mental Health Gap Action Programme (mhGAP) [10]を開始し、クリニカルパスおよび診療ガイドラインを作成し公開している


症状

統合失調症に共通する症状は、思考や行動、感情がまとまりにくくなることである[23]。自閉や連合障害からくる脳の疲弊によって、一部の患者では特徴的な幻覚や妄想を発症する頻度が少なくない。また社会的または職業的機能の低下すなわち、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能が病前に獲得していた水準より著しく低下している[24]
認知情動、意欲、行動、自我意識など、多彩な精神機能の障害が見られる。大きく陽性症状陰性症状の二つがあげられ、他にその他の症状に分けられる[25]全ての患者が全ての症状を呈するのでないことに注意が必要である。
WHOによる国際的予備研究によれば、最も多く見られる症状は幻聴や関係念慮であり、患者の約70%に認められた。


陽性症状

陽性症状(Positive symptoms)とは、おおよそ急性期に生じるもの。妄想幻覚などが特徴的である[2]

思考の障害

思考過程の障害と思考内容の障害に分けられる。総合的に診て自閉症と重複し、誤診されることもたびたびある。統合失調症の最大の特徴はこの自我意識面での思考の障害であるとされる。

思考過程の障害
  • 話せない状況:思考に割り込まれると神経過敏や状態になり、考えが押し潰されて、まとまらない話になってしまう。思考が潰れることで今までやってきたことは何だったのかという自己喪失に陥る。
  • 的外れな応答:他人の質問に対し、的外れな答えを返すことがある。周囲の人間から、話をよく聞いていない人物と見なされることがある。
  • 集中能力の喪失:テレビを視聴したり、新聞記事を読むことが困難となる[26]
  • 異常なほどの思考・神経機能の使い過ぎ:思考や神経の安定性・リラクゼーションが保たれず、絶えず考え・思考が浮かんでくると訴える自生思考や相手に自分の考えが知れ渡っていると解釈し思い込ませられる思考伝播、自他の境界が曖昧になる境界障害などの通常ならばあってはならない思考によって障害・邪魔されるため、時間に関係なく睡眠が安心して落ち着いて普通にできなかったり、食物を食べても、思考や神経に栄養が奪われて、結果的に食べても体重が太れないといった体重の劇的な痩せや減量、顔の頬がすぐにこける、頭髪の細毛化、薄毛状態が引き起こされるケースもある。抗精神病薬の服用によって、そうした敏感な熱思考状態や神経の過度の使い過ぎ状態がいくぶん緩和し落ち着くこともある。統合失調症は、単なる思考機能・神経の使い過ぎから起こる神経症レベルで説明がつくほど単純な疾患ではない。重度の神経症・神経障害と同等レベルで解釈できるか否かは区別の判断が微妙に困難極まるものがある。勿論、統合失調症患者の精神症状と、強迫神経障害患者の神経症状とを比べた時、前者の方がはるかに症状が複雑で重いとされる今日の医学的な考え方・見解が肯定・是認できうるものと言える。


思考内容の障害(妄想)
妄想 (Delusions) とは、客観的に見てありえないことを事実だと完全に信じること[25][26]。以下のように分類される。

  • 被害妄想:「近所の住民に嫌がらせをされる」「通行人がすれ違いざまに自分に悪口を言う」「自分の体臭を他人が悪臭だと感じている」などと思い込む[26]
  • 関係妄想:周囲の出来事を全て自分に関係付けて考える。「あれは悪意の仄めかしだ」「自分がある行動をするたびに他人が攻撃をしてくる」などと思い込む。
  • 注察妄想:常に誰かに見張られていると思い込む[26]。「近隣住民が常に自分を見張っている」「盗聴器で盗聴されている」「思考盗聴されている」「監視カメラで監視されている」などと思い込む[注 8]
  • 追跡妄想:誰かに追われていると思い込む[26]
  • 心気妄想:重い体の病気にかかっていると思い込む。
  • 誇大妄想:患者の実際の状態よりも、遥かに裕福だ、偉大だなどと思い込む。
  • 宗教妄想:自分は神だ、などと思い込む。
  • 嫉妬妄想:配偶者や恋人が不貞を行っている等と思い込む。
  • 恋愛妄想:異性に愛されていると思い込む。仕事で接する相手(自分の元を訪れるクライアントなど)が、好意を持っていると思い込む場合もある。
  • 被毒妄想:飲食物に毒が入っていると思い込む[26]
  • 血統妄想:自分は貴人の隠し子だ、などと思い込む。
  • 家族否認妄想:自分の家族は本当の家族ではないと思い込む。
  • 物理的被影響妄想:電磁波で攻撃されている、などと思いこむ。
  • 妄想気分:まわりで、何かただ事でないことが起きている感じがする、などと思いこむ。
  • 世界没落体験:妄想気分の一つ、世界が今にも破滅するような感じがする、などと思いこむ。
一人の統合失調症患者においてこれら全てが見られることは稀で、1種類から数種類の妄想が見られることが多い。また統合失調症以外の疾患に伴って妄想がみられることもある。関連語に妄想着想(妄想を思いつくこと)、妄想気分(世界が全体的に不吉であったり悪意に満ちているなどと感じること)、妄想知覚(知覚入力を、自らの妄想に合わせた文脈で認知すること)がある。
また、上記の妄想に質的に似ているが、程度が軽く患者自身もその非合理性にわずかに気づいているものを「 - 念慮」という。
これら妄想症状は突発的に起こることもあれば、数週間をかけて形成されていくこともある[26]。クレペリンは躁うつ病の特徴として迫害妄想をあげており、双極性でないことが診断に重要である。




知覚の障害と代表的な表出

幻覚 (Hallucination) とは、実在しない知覚情報を体験する症状[25][26]。以下のものがある。

  • 幻聴 (auditory hallucination):聴覚の幻覚[注 9]
  • 幻視 (visual hallucination):視覚性の幻覚
  • 幻嗅 (olfactory hallucination):嗅覚の幻覚
  • 幻味 (gustatory hallucination):味覚の幻覚
  • 体感幻覚 (cenesthesic hallucination):体性感覚の幻覚
統合失調症では幻聴が多くみられる一方[26]、幻視は極めて稀である。また、統合失調症以外の疾患(せん妄てんかんナルコレプシー気分障害認知症など)、あるいは特殊な状況(断眠、感覚遮断薬物中毒など)におかれた健常者でも幻覚がみられることがある。
幻覚を体験する本人は、外部から知覚情報が入っていると感じるため、実際に知覚を発生する人物や発生源が存在すると考えやすい[26]。これらの幻覚の症状を説明するために、患者は妄想を形成しているのである[26]
そのため、「悪魔が憑いた」、「狐がついた」、「神が話しかけてくる」、「宇宙人が交信してくる」、「電磁波が聴こえる」、「頭に脳波が入ってくる」などと妄想的に解釈する患者も多い。幻聴は、人によっては親切・丁寧であることもあるが[26]、多くの場合はしばしば悪言の内容を持ち[26]、患者が「通りすがりに人に悪口を言われる」、「家の壁越しに悪口を言われる」、「周囲の人が組織的に自分を追い詰めようとしている」などと訴える例は典型的である。また、幻味、幻嗅などは被毒妄想に結びつくことがある。
なお、体感幻覚に類似するものとして、体感症(cenestopathy)があるが、その異常感が常態ではみられない奇妙な性状のものであることをよくわきまえている点で、他のさまざまな体感幻覚とは異なる。

  • 知覚過敏:音や匂いに敏感になる。光がとても眩しく感じる。
  • 知覚変容発作:抗精神病薬の副作用からくる。



自我意識の障害

自己と他者を区別することの障害である。一説に自己モニタリング機能の障害と言われている[27]。すなわち、自己モニタリング機能が正常に作動している人であれば、空想時などに自己の脳の中で生じる内的な発声を外部からの音声だと知覚することはないが、この機能が障害されている場合、外部からの音声だと知覚して幻聴が生じることになる。音声に限らず、内的な思考を他者の考えと捉えると考想伝播につながり、ひいては「考えが盗聴される」などという被害妄想、関係妄想につながることになる。

  • 考想操作(思考操作):他人の考えが入ってくると感じる。世の中には自分を容易に操作できる者がいる、心理的に操られている、と感じる。進むと、テレパシーで操られていると感じる。
  • 考想奪取(思考奪取):自分の考えが他人に奪われていると感じる。自分の考えが何らかの力により奪われていると感じる。世の中には自らの考えがヒントになり、もっといい考えを出すものもいると感じる。進むと、脳に直接力がおよび考えが奪われていると感じる。
  • 考想伝播(思考伝播):自分の考えが他人に伝わっていると感じる。世の中には洞察力の優れたものがいると感じる。その人に対して敏感になっている。進むとテレパシーを発信していると感じる。
  • 自生思考(思考即迫):常に頭の中に何らかの考え・思考があり、うつ病患者の症例に多い「観念奔逸」と似て、思考がどんどん湧いてくる、思考が自らの意志でもっても抑えられない特有な思考の苦痛な異常状態をいう。これは、統合失調症の陽性症状の中でも最も深刻で重要な精神症状であるとされる。程度が重い患者では、頭の中が不自然な思考の熱状態で気がめいり、頭の中がとても騒がしく落ち着かないと訴え思える様な心理状態になる。
  • 考想察知(思考察知):自分の考えは他人に知られていると感じる。世の中には自分の考えを言動から読めるものがいると感じる。進むと、自分は考えを知られてしまう特別な存在と感じる。自らのプライドを高く実際を認められずに、被害的にとらえてしまう。進むと、考想が自己と他者との間でテレパシーのように交信できるようになったと考え、波長が一致していると感じる。
  • 強迫思考:自生思考と似て、ある考えを考えないと気が済まない、考えたくもない、あってはならない考えが不自然に浮かび上がり、他人に考えさせられていると感じられる様な尋常ではない状態をいう。中には、読書をする際に、「この部分を何回読まないと頭に記憶されない、覚えられない」といった内容の不合理な思考が瞬間的および随伴的に浮かぶ「文字強迫」などの症状が表面化されることもある。統合失調症の患者の中には、こうした抗不安薬などの服用でも効果および治癒率が低いとされる強迫性障害(旧名:強迫神経症)を発病当初から慢性的に同時に併せ持つ型の人もいるとされる。

行動や思考の変化

行動が無秩序かつ予測不可能となる[26]

  • 興奮:妄想などにより有頂天になっている[26]。意味もなく叫ぶ[26]。また自分が神か神に近きものまたは天才と思い一種の極限状況にある場合もある。
  • 昏迷:意識障害なしに何の言動もなく、外からの刺激や要求にさえ反応しない状態。統合失調症の場合は表情や姿態が冷たく硬い上、周囲との接触を拒絶反抗的であったり(拒絶症)、終始無言(無言症)、不自然な同じ姿勢をいつまでも続ける(常同姿態〈カタレプシー〉)[28]
  • 拒食

陰性症状

陰性症状(Negative symptoms)とは、エネルギーの低下からおこる症状で、おおよそ消耗期に生じるもの。無表情、感情的アパシー、活動低下、会話の鈍化、社会的ひきこもり自傷行為など[2][26]
陰性症状は、初回発症エピソードから数年以上継続しうえる[26]。患者はこれらの陰性エピソードのために、家族や友人との関係にトラブルを招きやすい[26]

感情の障害

  • 感情鈍麻:感情が平板化し、外部に現れない。
  • 疎通性の障害:他人との心の通じあいがない。
  • カタレプシー:受動的にとらされた姿勢をとりつづける。
  • 緘黙:まったく口をきかない。
  • 拒絶:面会を拒否する。
  • 自閉:自己の内界に閉じ込もる。

思考の障害

  • 常同的思考:無意味な思考にこだわり続けている。興味の対象が少数に限定されている。
  • 抽象的思考の困難:物事を分類したり一般化することが困難である。問題解決においてかたくなで自己中心的。

意志・欲望の障害

  • 自発性の低下:自分ひとりでは何もしようとせず、家事や身の回りのことにも自発性がない。
  • 意欲低下:頭ではわかっていても行動に移せず、行動に移しても長続きしない。
  • 無関心:世の中のこと、家族や友人のことなどにも無関心でよく知らない。
  • 引きこもり:外出意欲の低下[26]

その他の症状

認知機能障害
認知機能障害は統合失調症の中核をなす基礎的障害である。クレペリンやブロイラーなどの当該疾患の定義の時代(1900年頃)より、統合失調症に特異的な症状群として最も注目されていた。認知機能とは、記憶力、注意・集中力などの基本的な知的能力から、計画・思考・判断・実行・問題解決などの複雑な知的能力をいう。この認知機能が障害されるため、社会活動全般に支障を来たし、疾患概念より障害概念に近いものとして理解されている。
この障害ゆえに、作業能力の低下、臨機応変な対処の困難、経験に基づく問題解決の困難、新しい環境に慣れにくい、発達障害患者の代表的な症状の一つとされるディスレクシア(読字障害、難読症)と似ていて、判断力・理解力・注意力の低下・散漫さから、本・文章・文字を理解して目で追って黙読したり、記憶・暗記したりすることが困難になる。
しばしば、読書が普通にできない、本・文章・文字を読んだ時に、そこに書かれている内容が瞬間的に一見して、ちらりと目には認知できうるが、本を読んでも全く頭に内容がスムーズに入ってゆかない、味わい咀嚼しながら理解・認識できないなどと訴えるなど、社会生活上多くの困難を伴い、長期のリハビリテーションが必要となる。
統合失調症が、慢性の脳細胞の機能性疾患・障害であると言われるのは、このためである。
感情の障害
不安感、焦燥感、緊張感、挑戦的行動[29]が生じる。
抑うつ、不安を伴うこともある。自分には解決するのが非常に難しい問題が沢山あり、抑うつ、不安になっていることもある。抑うつは現状、将来を悲観するという場合と病名から来る自分のイメージ、他者の健常者や同じ心の病の者との比較からくる場合がある。一般的に、統合失調症の患者の中には、理性および感情面で、敏感と鈍感の共存状態に陥る例が多く認められると言われる。
躁状態:何でもできる気分、万能感、金遣いが荒くなる、睡眠時間が少ないなど。
パニック発作
統合失調症者はパニック障害類似のパニック発作が起こることがある[30][31]。治療法はほぼパニック障害に準じる[32]
連合弛緩
連想が弱くなり、話の内容が度々変化してしまう。単語には連合がある。わかりやすく言えば単語の意味での関係でのグループ(連合)がある。この連合が弛緩して全然関係のない単語を連想することである。しかし落語にあるようなダジャレは連合弛緩でない。連想が関係を無視しているのである。
両価性
一つの物事に対して、両極端な感情を同時に持つこと。
独言・独笑
幻聴や妄想世界での会話である。原因には、長年の投薬による認知機能低下の説もある[33]
言葉のサラダ
ワードサラダとも呼ぶ。単語が並んでいるだけで正しい文章にならず、作語もある病状を指す。精神医学用語である。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87

人と動物の共通感染症に関するガイドライン(高危險性人畜共通傳染病)③

人と動物の共通感染症に関するガイドライン(高危險性人畜共通傳染病)③ 


人と動物の共通感染症に関するガイドライン
 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/infection/guideline.pdf


人への感染予防 人への感染を予防するためには、「感染源となる動物対策」と、「感染経路対策」、 「病気をうつされる側にある人に対する対策」の3つがあげられます。
◇感染源対策 衛生的な飼養管理が最も有効な感染源対策となります。動物の感染源対策に 準じます。 異常がみられる動物については、獣医師の診断のもと、適切な隔離と治療を 行わなければなりません。病気は早期発見と早期治療を心がけることが重要で、 必要により隔離等が行われます。動物が保有している共通感染症の病原体を、 人に感染する前に排除し、動物を健康な状態に戻すことが必要です。
◇感染経路対策 直接伝播に対する対策として、ペットとの過剰なふれあいを控えることが感 染リスクを減らすのに最も有効な手段となります。イヌ、ネコは、パスツレラ 菌、サルモネラ菌などを保菌しています。そのため以下のような対策が重要と なります。
① ペットとキスをしない。
② 口移しでエサを与えない。箸わたしで物を与えない。
③ 一緒に寝ない。 
④ ペットの爪を切っておく。 
⑤ ペットと触れ合ったあとはすぐに手を洗う。

間接伝播のうち、糞便などの排泄物は感染源となりやすく、掃除を頻繁に行 い、排泄物はすみやかに適切に処理します。動物を飼育している施設や部屋で は、動物の排泄物や皮膚片(フケ)や羽が埃となって室内に浮遊している可能 性があり、丁寧な掃除と十分な換気を行うことが必要です。また状況により消 毒も必要となります。カメなどの飼育水を台所に廃棄したり、容器の掃除を行 うことは食品を汚染する可能性が高いため避けなければなりません。 動物を取り扱い、飼育施設等を掃除する際に、必要に応じてマスク、ゴム手 袋等を着用します。


◇人に対する対策 動物種ごとの生理、生態、習性等をよく理解し、咬傷事故等を未然に防ぐこ とが重要です。咬まれたり、ひっかかれた場合には、その部分を十分洗浄し、 消毒することが必要です。
健康な人でも風邪などで体調を崩したり、疲労によって免疫力が低下すると、 共通感染症に感染する可能性が高くなります。通常感染しない微生物による日 和見感染が起こることもあり、体調がすぐれない時などは、動物との接触を避 けることが重要です。
疥癬、皮膚糸状菌症、結核などは人とイヌ・ネコ間の再帰性感染症(人から 動物に感染したものが人へ戻ってくる病気)となる可能性があります。室内飼 育のように、人とペット動物が密閉された空間を共有している場合には、動物 からうつる感染症のみならず、人から動物へうつる感染症の存在についても認 識しなければなりません。
ペットとの過剰な接触が共通感染症増加の要因の一つと考えられています。 動物との距離が近いほど感染のリスクは大きくなります。感染を予防するとい う観点から、以下のようなペットとの節度ある関係を保つことが重要です。

① ペットと食器を共有しない。
② 食物の口移しなど過剰なふれあいをひかえる。
③ ペットを寝床に入れない。
④ 排泄部を処理したときは手をよく洗い、必要に応じて消毒すること。


人と動物の双方において、共通感染症を予防するには、飼養者が共通感染症 について的確な情報を習得することが重要です。人と動物の共通感染症に感染 する原因がどこにあるのか、どのように予防できるのかを知り、確実に実行す ることが必要です。
 動物愛護管理法(7 関係法令参照)においても、動物取扱業に携わる者は、 人と動物の共通感染症についての正確な知識を身に付け、一般飼養者へ的確に 共通感染症についての情報を伝えることが求められています。一方、一般飼養 者に対しても、同様に正確な知識を身に付け、自らの感染のみならず、家族や 近隣住民への感染を予防するための努力が求められています。


 ◇海外からの侵入を警戒すべき人と動物の共通感染症





































禽流感


病原體

流感病毒有不同類型。除了在人類之間流傳而引致季節性流感的流感病毒之外,亦有很多其他甲型流感病毒見於禽鳥和其他動物物種。這些病毒有別於人類季節性流感病毒,並不會輕易傳染人類。然而,其中某些動物病毒可能偶爾會感染人類,這類病毒稱為新型流感病毒,禽流感便是一個例子。
禽流感是由主要影響鳥類和家禽(如鷄或鴨)的流感病毒引致。近年亦出現人類感染甲型禽流感(H5N1、H5N6、H6N1、H7N4、H7N9、H9N2和H10N8等)病毒的個案。
由於人類感染禽流感病毒的情況並不常見,因此人體對該病毒的免疫力極低,甚至沒有免疫力。不過,一旦禽流感病毒因為有了適應能力,或從人類病毒中獲取某些基因,以致能輕易地在人與人之間傳播,便會出現流感大流行。
病徵

人類感染禽流感的病徵包括眼部感染(結膜炎)、流感樣病徵(例如發燒、咳嗽、喉嚨痛、肌肉痛)或嚴重的呼吸道感染(例如肺炎)。感染較嚴重的類型〔如甲型禽流感(H5N1、H5N6、H7N9或H10N8)病毒〕可引致呼吸衰竭、多種器官衰竭,甚至死亡。
傳播途徑

人類主要透過接觸染病的禽鳥(活鳥或死鳥)或其糞便,或接觸受污染的環境(例如濕貨街市和活家禽市場)而感染禽流感病毒。禽流感病毒在人類之間的傳播能力十分低。不時有一些國家報告禽鳥爆發禽流感疫情,並偶爾出現人類感染個案。
潛伏期
約7 – 10天,視乎甲型禽流感的個別亞型。
高危人士

與活家禽有近距離接觸的人士較易感染禽流感。長者、兒童及長期病患者一旦受感染,亦較容易出現併發症,如支氣管炎、肺炎等。

治理方法

患者應有充足休息,多飲水。支援性治療可紓緩病徵。若出現流感樣病徵,尤其是屬抵抗力較弱人士或病情轉趨嚴重時,例如出現持續高燒或呼吸急促等症狀,應盡快求診。由甲型禽流感(包括H5N1、H5N6、H7N9和H10N8病毒)引起的病情比一般流感嚴重,大部分患者須留院醫治。抗病毒藥物對病情可能有效。兒童忌服含有阿士匹靈成分的藥物,以免引致雷爾氏綜合症。

預防方法

染病的禽鳥(活鳥或死鳥)或其糞便可能帶有病毒,因此,市民應避免接觸家禽、雀鳥、動物或其糞便,並留意以下重點以預防感染禽流感:
處理家禽
  • 購買活雞時,切勿觸摸活雞和雞糞,切勿吹其尾部。洗淨沾有糞便的蛋,用洗滌劑輔助清洗,並立刻烹煮和進食。若需處理冰鮮家禽或家禽屍體,必須時刻保持個人及手部衞生。處理家禽、禽類製品或蛋時切勿觸摸口、鼻或眼睛,其後亦必須用梘液和清水徹底洗手。
  • 要徹底煮熟蛋類,直至蛋黃及蛋白都凝固才可進食,也不要把食物蘸著加有生蛋混和的醬料一同進食。應徹底煮熟家禽。如家禽在烹煮後仍有粉紅色肉汁流出,或骨髓仍呈鮮紅色,應重新烹煮至完全熟透。
個人衞生
  • 保持雙手清潔,經常用梘液和清水洗手,尤其在觸摸口、鼻、眼睛前、處理食物及進食前、如廁後、觸摸過公共物件,例如電梯扶手、升降機按鈕或門柄後,或當手被呼吸道分泌物污染時,如咳嗽或打噴嚏後。
  • 咳嗽或打噴嚏時,用紙巾遮掩口鼻,把用過的紙巾棄置到有蓋垃圾箱,然後徹底清潔雙手。
  • 倘若有發燒或呼吸道感染病徵、要前往醫療機構、要照顧有發燒或呼吸道感染患者的人士,均應戴上外科口罩。
  • 如出現流感樣病徵,應留在家中休息,避免前往擠逼或空氣不流通的場所。
  • 保持均衡飲食、恆常運動、充足休息、不要吸煙和避免飲酒,以建立良好身體抵抗力。

環境衞生
  • 保持室內空氣流通。
  • 每星期最少徹底清潔家居一次,例如可使用1比99稀釋家用漂白水(以10毫升次氯酸鈉的濃度為5.25%漂白水混和於990毫升清水內)來清潔家居非金屬表面。金屬物件表面則使用70%酒精徹底消毒。
  • 應預防屋外隔氣彎管乾涸及定期消毒排水口(約每星期一次)。
  • 如隔氣彎管有損毀,或排水口發出臭氣,應立即維修。應聘請合資格技工檢查及維修。
疫苗接種
  • 現時只有供人類使用的H5N1疫苗,但只建議有高風險接觸甲型 (H5N1) 禽流感病毒的實驗室特定人員接種。現時並沒有預防人類感染其他禽流感的疫苗。
  • 季節性流感疫苗不能預防禽流感,但仍有助減低因感染季節性流感而引致併發症及住院的可能性。基於流感疫苗是安全和有效的,而健康人士亦有可能發生嚴重流感感染,因此除個別有已知禁忌症人士外,所有年滿6個月或以上人士都適宜接種季節性流感疫苗作個人保護。
  • 此外,疫苗可預防疾病科學委員會建議一些群組優先接種季節性流感疫苗。建議是根據多項科學因素,包括本地的疾病負擔和國際經驗而制定。
抗病毒藥物
  • 醫生會視乎病人的情況及健康需要,向病人處方抗病毒的藥物(例如特敏福),過程中須考慮有否任何不適合使用抗病毒藥物的情況,並權衡服用後的好處與可能出現的副作用。胡亂使用抗病毒的藥物,可能會導致病毒出現抗藥性。
  • 預防流感藥物,應由註冊醫生處方。其藥力只在服用期間有效;一旦停止服用,預防功效也會消失。因此,市民不應自行服藥,以免出現副作用或令病毒出現抗藥性。
 
旅遊建議
  • 前往受影響地區旅遊時應避免接觸禽鳥或其糞便,和到濕貨街市、活家禽市場或農場。
  • 身處外地時,如身體不適,特別是有發燒或咳嗽,應戴上外科口罩,立即通知酒店職員或旅遊領隊,並盡快求診。
  • 旅客從受禽流感影響地區回港後,若出現流感樣病徵,應立即求診,告訴醫生最近曾到訪的地方;並佩戴外科口罩,以防傳染他人。

 https://www.chp.gov.hk/tc/healthtopics/content/24/13.html


 狂犬病


病原體
狂犬病是一種急性由狂犬過濾性病毒引起的中樞神經系統傳染病,可影響哺乳類動物,例如狗、貓、狐類、蝙蝠和人類。
傳播途徑
當人類被帶病毒動物咬傷或抓傷,或傷口被舐後,動物唾液內的病毒經傷口侵入人體,沿神經直到腦部,造成腦炎。狂犬病也可以通過吸入含病毒的水點或通過移植受感染的器官傳播,但相當罕見。
潛伏期
潛伏期通常是 1 至 3 個月,但亦有可能是 1 星期以內至超過 1 年。
病徵
狂犬病初期的病徵並不特別,與流感病徵相似,包括疲倦、發燒或頭痛,可能持續數天,受傷部位附近可能麻痺或刺痛。數天後患者會出現焦慮、神志不清、咽喉肌肉痙攣、癱瘓、昏迷和死亡。
治理方法
當病徵出現後,狂犬病一般會致命,醫生會對患者施以支援性治療。

預防方法
  1. 狗主必須替其狗隻領取牌照及替家畜作預防狂犬病注射。

  2. 避免與不明來歷的動物接觸,包括狗、貓、猴子等。

  3. 傷前或傷後接種預防疫苗和徹底清洗傷口是最有效的預防方法。被動物咬傷後,盡速用清水及肥皂清洗傷口,然後前往附近的急症室接受治療。如有需要,醫生會為傷者提供傷後疫苗注射。

  4. 傷前接種預防疫苗宜用於要長期逗留疫區的旅客,特別是要去偏遠和缺乏醫療設施的鄉村地方,或者在疫區逗留雖然很短時間,但要進行高危活動 (長途步行、踩單車、遠行、處理動物)的旅客。如要獲得更多資訊,請瀏覽衞生署旅遊健康服務網頁。


 https://www.chp.gov.hk/tc/healthtopics/content/24/3149.html


西尼羅河病毒感染


病原體

西尼羅河病毒是屬於黃病毒科的其中一種。西尼羅河病毒常見於非洲、歐洲、中東、西亞,及北美等地區。病毒主要在鳥和蚊子之間傳播。人類、馬和其他哺乳動物都可能被感染。

病徵

大部分感染西尼羅河病毒的人可能完全沒有病徵,其餘20%的患者可能出現發燒、頭痛、身體疼痛、噁心、嘔吐、淋巴腺腫脹或皮膚出現紅疹等徵狀。少於1%病患者會出現嚴重疾病。情況嚴重的可能會導致腦炎及/或腦膜炎。這些病患者可能出現發高燒、頭痛、頸部僵硬、神志不清、肌肉乏力、痙攣和昏迷等徵狀。年長的病患者感染嚴重疾病的機會較高。

潛伏期

西尼羅河病毒的潛伏期一般為 3 - 14 天。

傳播途徑

西尼羅河病毒主要是由帶有病毒的病媒蚊(主要為庫蚊)而傳播的。當病媒蚊叮咬帶病毒的野生雀鳥而受感染後,再叮咬人類或動物時便會將病毒傳播。此病毒不會透過人與人之間的緊密接觸而傳播,但有研究報告指出,病毒可通過輸血或器官移植而傳播;而受感染的母親亦可能於懷孕或哺乳時將病毒傳給嬰兒。


治理方法

現時沒有特別方法治療由西尼羅河病毒所引發的疾病。情況嚴重時,患者可能需要接受深切治療。神經感染性西尼羅河病毒感染患者的死亡率約為 4 - 14%。

預防方法

直至現時為止仍然沒有疫苗能有效預防西尼羅河病毒,而有關研究仍在進行中。在缺乏有效疫苗的情況下,防止蚊子滋生及避免被蚊子叮咬是預防感染西尼羅河病毒的主要方法。

準備前往西尼羅河病毒爆發地區的人士,應做足預防被蚊子叮咬的措施。蚊子於黃昏至黎明時分最為活躍,因此這段時間應避免外出。

預防蚊子傳播的疾病的方法
  1. 穿著寬鬆、淺色的長袖上衣及長褲,並於外露的皮膚及衣服塗上含避蚊胺(DEET)成分的昆蟲驅避劑。
  2. 採取其他關於戶外的預防措施:
  • 避免使用有香味的化妝品或護膚品
  • 依照指示重複使用昆蟲驅避劑
  • 將氯菊酯(一種殺蟲劑)加在衣服和用品表面,例如帳篷、蚊帳。切勿將氯菊酯直接塗在皮膚上
  1. 旅遊人士從受影響地區回來後若感到身體不適,如發燒,應盡快求醫,並將行程細節告知醫生

防止蚊蟲滋長
  1. 防止積水
  • 每星期為花瓶換水一次
  • 避免使用花盆底盤
  • 緊蓋貯水器皿上
  • 確保冷氣機底盤沒有積水
  • 把用完的罐子及瓶子放進有蓋的垃圾箱內
  1. 避免蚊蟲滋生
  • 應妥善存放食物及處理垃圾
孕婦及6個月或以上的兒童可以使用含避蚊胺成分的昆蟲驅避劑。如兒童前往蚊傳疾病流行的國家或地區而有機會被蚊叮咬,兩個月或以上的兒童可使用濃度上限為30%的避蚊胺。 關於使用昆蟲驅避劑的詳情和須注意的要點,請參閱「使用昆蟲驅避劑的注意事項」。
有關更多防治蚊子滋生的資料,請瀏覽食物環境衞生署網頁:http://www.fehd.gov.hk/tc_chi/pestcontrol/handbook_prev_mos_breeding.html


https://www.chp.gov.hk/tc/healthtopics/content/24/1472.html

診斷

病毒分析、PCR、組織解剖、血清型,目前已有馬類的疫苗,但是還未有人類的疫苗。

https://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B0%BC%E7%BE%85%E6%B2%B3%E7%97%85%E6%AF%92






2018年11月13日 星期二

人と動物の共通感染症に関するガイドライン(高危險性人畜共通傳染病)②




人と動物の共通感染症に関するガイドライン
 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/infection/guideline.pdf


人への感染予防 人への感染を予防するためには、「感染源となる動物対策」と、「感染経路対策」、 「病気をうつされる側にある人に対する対策」の3つがあげられます。
◇感染源対策 衛生的な飼養管理が最も有効な感染源対策となります。動物の感染源対策に 準じます。 異常がみられる動物については、獣医師の診断のもと、適切な隔離と治療を 行わなければなりません。病気は早期発見と早期治療を心がけることが重要で、 必要により隔離等が行われます。動物が保有している共通感染症の病原体を、 人に感染する前に排除し、動物を健康な状態に戻すことが必要です。
◇感染経路対策 直接伝播に対する対策として、ペットとの過剰なふれあいを控えることが感 染リスクを減らすのに最も有効な手段となります。イヌ、ネコは、パスツレラ 菌、サルモネラ菌などを保菌しています。そのため以下のような対策が重要と なります。
① ペットとキスをしない。
② 口移しでエサを与えない。箸わたしで物を与えない。
③ 一緒に寝ない。 
④ ペットの爪を切っておく。 
⑤ ペットと触れ合ったあとはすぐに手を洗う。


間接伝播のうち、糞便などの排泄物は感染源となりやすく、掃除を頻繁に行 い、排泄物はすみやかに適切に処理します。動物を飼育している施設や部屋で は、動物の排泄物や皮膚片(フケ)や羽が埃となって室内に浮遊している可能 性があり、丁寧な掃除と十分な換気を行うことが必要です。また状況により消 毒も必要となります。カメなどの飼育水を台所に廃棄したり、容器の掃除を行 うことは食品を汚染する可能性が高いため避けなければなりません。 動物を取り扱い、飼育施設等を掃除する際に、必要に応じてマスク、ゴム手 袋等を着用します。


◇人に対する対策 動物種ごとの生理、生態、習性等をよく理解し、咬傷事故等を未然に防ぐこ とが重要です。咬まれたり、ひっかかれた場合には、その部分を十分洗浄し、 消毒することが必要です。
健康な人でも風邪などで体調を崩したり、疲労によって免疫力が低下すると、 共通感染症に感染する可能性が高くなります。通常感染しない微生物による日 和見感染が起こることもあり、体調がすぐれない時などは、動物との接触を避 けることが重要です。
疥癬、皮膚糸状菌症、結核などは人とイヌ・ネコ間の再帰性感染症(人から 動物に感染したものが人へ戻ってくる病気)となる可能性があります。室内飼 育のように、人とペット動物が密閉された空間を共有している場合には、動物 からうつる感染症のみならず、人から動物へうつる感染症の存在についても認 識しなければなりません。
ペットとの過剰な接触が共通感染症増加の要因の一つと考えられています。 動物との距離が近いほど感染のリスクは大きくなります。感染を予防するとい う観点から、以下のようなペットとの節度ある関係を保つことが重要です。

① ペットと食器を共有しない。
② 食物の口移しなど過剰なふれあいをひかえる。
③ ペットを寝床に入れない。
④ 排泄部を処理したときは手をよく洗い、必要に応じて消毒すること。


人と動物の双方において、共通感染症を予防するには、飼養者が共通感染症 について的確な情報を習得することが重要です。人と動物の共通感染症に感染 する原因がどこにあるのか、どのように予防できるのかを知り、確実に実行す ることが必要です。
 動物愛護管理法(7 関係法令参照)においても、動物取扱業に携わる者は、 人と動物の共通感染症についての正確な知識を身に付け、一般飼養者へ的確に 共通感染症についての情報を伝えることが求められています。一方、一般飼養 者に対しても、同様に正確な知識を身に付け、自らの感染のみならず、家族や 近隣住民への感染を予防するための努力が求められています。













































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































餌やり猫愛誤の子供は殺人鬼に育つ(トキソプラズマ)(弓形蟲感染症)

餌やり猫愛誤の子供は殺人鬼に育つ(トキソプラズマ)(弓形蟲感染症) 猫様に奉仕するため社会と戦った、猫真理教の聖戦士たちを紹介します。 ------------------------------------------------------- ●200...